7世紀にインドから来た法道上人が開山したお寺です。
建造物は岩壁に密着して建てられ、洞窟には五百羅漢の他3000を超す石仏が安置されています。
子供の頃親に連れてこられたはずですが全く記憶にありません。
急勾配の参道を登る根性はないので、昔も乗ったであろう古いリフトで山門へ。
境内は撮影禁止です。そのため道路からの遠景をスケッチにしました。崖に濃い影が落ちている所が石窟です。
2020rakanji
16世紀に寺社を目の敵にしたキリシタン大名の大友宗麟がここを攻撃した時、境内の龍の石像の目から光線が出て退散させられたとの伝承があります。既出の薦神社や八面山の寺社も宗麟に焼かれましたが、こちらは仏の加護により守られたようで何よりです。
面白いことに薦神社の焼かれた神門(重要文化財)を再建したのが細川忠興。奥方はキリシタンでしたのに。
リフトに戻って更に上ると庭園や見晴らし台があります。
池の龍ならぬカラスのオブジェの目は水晶をカットしたようで、夜ここからビームライトが出そうな雰囲気です。
2020rakanji karasu