池の北側から二重の鳥居を通して見えるのが八面山です。
どこから(八面方向)見ても同じ形に見える、ということからついた名前です。
こちらも薦神社と同じく中津平野の小学生達の遠足スポットで、別名は箭山(ややま)。
中学の校歌で「ややまの峰を~」と歌いながら漢字は覚えてもいませんでしたが、
今回初めて町田市の箭幹(やがら)八幡宮と同じ字だと気付きました。
薦神社も別名は大貞八幡宮。
八幡神は元は大陸から来た神様だそうで、だから渡来人が作った池の畔に祭られているのでしょう。
外来神の水の聖域から山の神(土地神)を拝む。なんだか重層的です。
2017komo32017komo42枚の絵を並べて気が付きました。赤い鳥居の形が違う!

追記
鳥居の向こうに八面山がみえる、と何かで読んだのでそう書きましたが山の形が違うような。
googleマップで確認すると真正面に見えているのは福岡県側の太平山に繋がる山で、その左の高木に隠れているのが八面山でした。池側の鳥居の少し右寄りから拝めます。
4月に社務所で買った冊子「大貞八幡宮 薦神社」によると、
「八面山にまつられている箭山神社は薦神社の奥宮である」
「古代の三角池は八面山の伏流水が湧き出る沢であったろう」
とあり、やはり関係が深いようです。
なお、この社務所では三匹の猫がまったりと店番をしていました。